o03oと、彼女と出会ったころ。 | o03oと

o03oと、彼女と出会ったころ。


当時の日記を見つけてちょっと感傷的になった。

o03oは、あの時若かった。

って、言っても19の頃の話。4年前だ。

彼女と出会った時、お互いに好きな人がいた。

ふとしたきっかけで、o03oと、彼女は仲良くなった。

…まぁ、そのことは詳しく書けないけどね。

o03oは当時、千葉にいた。

彼女はそのとき、大阪にいた。

遠距離だった。

でも…

o03oは、彼女に何かをしてやりたかった。

気を引きたい、とかそんな感情じゃなくて、彼女のためにできること。

それがあったら、してやろうって一心で…。

彼女のためなら無我夢中だった。

ただ、彼女のためにできること。

それだけを考えていた。

そのとき、o03oはただ、彼女の味方であろうと思った。

彼女もただ、o03oの味方だった。

それだけの絆。

お互い、ただ、それだけだった。

恋人ですらない。

ある意味、友達ですらなかった。

携帯だけでやり取りして、お互い別々の生活があって…。

でも、どこかでつながっていた。

いつもコイツがいる。

そんな気持ちを共有してた。

でも、そのうち別れがきた。

そして、2年後再会した。

今度は遠距離じゃなく、同じ東京の空の下で。

でも、うまくはいかなかった。

o03oは、彼女がいない間に壊れていたから。

彼女は、o03oがいなくてもそのままだったのに。

お互いに絆があったのは、距離があったから。

再会してしばらくして、距離が近づいて、関係が壊れてしまったから。

そして、o03oと彼女は再び別れた。

今思うと、o03oと、彼女はきっと鏡に映った反対側だったんだと思う。

彼女は元気かな?

きっと、o03oは彼女の影を今も探している。